卒業生へ先生方よりメッセージ①【高等部】
2014年3月25日
~惜別の辞~
ついに別れの時が来た。
ふりかえば、
まことに短い
期間であったとしか
感じられない
三年間である。
旧校舎の
あの教室のことを
思い出す。
教室の窓から見た、
外の風景のことも
思い出す。
今日は、
全員揃っての
卒業式を迎えられた。
ついにこの日を迎えたか、の
感慨が私の胸に来るのである。
こういうのを
「感無量」というのであろう。
何ひとつとして、
まともな言葉が頭に浮かばない。
様々な場面が、
まるで無声映画の
スクリーンのように
目に浮かぶだけである。
サマーキャンプのあの場面、
スキー教室のあの場面、
文化祭のあの場面、
どれもが今の私にとって、
極めて貴重な
財産になっていることを、
感謝の気持ちとともに、
卒業していく
生徒に告げておきたい。
ここで、
私自身の
人生訓を書き残して、
卒業生への
メッセージとしようと思う。
それは
「旅をしなさい、人生の旅を」
と言うことである。
そして、
もう一言つけ加えるならば、
「一人旅をしなさい」
と言っておこう。
説明はしない。
何故“一人旅”なのか。
その意味をゆっくり、
じっくり考えてもらいたい、
と言うのが、
私からの最後の
メッセージである。
本当に、卒業おめでとう。
教頭 M
3年生の皆さん、
ご卒業おめでとうございます。
自然学園の3年間は
いかがでしたか?
自然学園に入学するまでには、
辛い思い、悲しい思いを
数多くしてきた生徒も
いたのではないかと思います。
この3年間で
少しでもその思いが癒えて、
元気になって
卒業することが出来たなら
とても嬉しいです。
そして、これからの活力を
蓄えることができたなら
尚のことです。
さて、3年生には
たくさんの2年生が
お世話になりました。
3年生は面倒見がよく、
弟分、妹分として
可愛がってくれたことを
とても嬉しく思います。
そして自然学園の伝統を
引き継ぐべく、
色々なことを
教えてくれました。
きっと後輩たちは、
3年生の教えを守り、
自然学園の良き伝統を
受け継いでくれることと思います。
最後に皆さんが社会に出たなら、
たくさんの人たちから
手を貸してもらってください。
多くの人たちから
力を貸してもらえる
人になることも、
人生を楽しく送るために
とても大切なことなのです。
卒業しても
肩ひじ張らずに力を抜いて、
色々な人を頼って
生活してみてください。
皆さんの未来が
幸せな日々となることを
祈っています。
教務主任 Y