大学部説明会について
2012年1月14日
1月7日(土)に自然学園では、
大学部説明会を行いました。
今回の説明会は、
東京都発達障害当時者会
イイトコサガシ 代表 冠地 情 さんを講弁者としてお招きして、
「発達障害がある子どもたちの就労」というテーマでお話をして頂きました。
たくさんの方に来ていただき、教室は満杯でした。
講演では、彼のライフヒストリーを通し、
当事者としての辛さや悩みを包みかくさず、
それでいて、ユーモアたっぷりにお話しをして頂きました。
お話の中で一番に感じたことは、
冠地さんの持ち味はやはりあのパワフルさとプラス思考です。
冠地さんは言います。
「自分は今まで仕事が続いたことがない。
しかし、自分では東京都発達障害当時者会の代表として、
社会には適応していると思っている。
社会が変化している中、
適応にもいろいろな道があるのでは…。
自分を活かせる場所を見つけることが必要。」
たしかに、
「進学→就職→結婚→子育て」を
一般的な人生の指標として考えている方が多いと思います。
自分にあった人生の歩み方をすることが大切で、
無理に一般的な指標にあわせる必要はまったくないのです。
このお話から、就職も視野にいれながら、
ゆっくり、できることから、
時間をかけて自分の居場所(生活の場・仕事の場)を
手に入れる努力が大切であることが理解できました。
自分自身にとって最適な人生の歩みを、
イイトコサガシとして自分自身の旅路を続けていく
演者の力強さに感銘を受けました。
冠地さん、お忙しい中、ありがたいお話をありがとうございました。