大学部:調理実習の報告
2025年2月15日
大学部は2月13日に調理実習を行いました。ふだんはあまり自分で料理をしない生徒が多いと思いますが、自立のためのスキルにつながればとの思いで、毎年この時期に行われています。
今回のメニューはポトフ。具材の旨味がストレートに味わえるシンプルなメニューです。ほとんどの生徒は慣れない手つきながらも、懸命に野菜を洗ったり、包丁を使ったりと、集中して作業に取り組んでいました。一方で、中には頼もしい包丁さばきを披露する生徒も…。今回のレシピのポイントは、煮込む前に「焼く」工程が入ること。具材に焼き色を付けてから煮込むことで、野菜の甘みを引き出したり、スープに濃厚さが加わったりするとのことでした。奮発してたっぷりの食材を用意したため、焼く作業も一苦労。焦がさないようにとひやひやしながらも、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、ベーコンと、次々に香ばしい焼き色が付いていきました。
その後じっくり煮込まれて完成したポトフは、野菜はトロトロ、旨味たっぷりのできあがりに。試食した生徒たちも、「野菜甘い!」「じゃがいもホクホク!」と目を丸くしたり、顔をほころばせたりしていました。自分で作った料理は、美味しさもひとしお。こういったシンプルなメニューなら比較的挑戦しやすいかと思うので、今度は家でやってみようかな、と思う生徒が少しでもいれば良いなと思うのでした。