11月1日(土)、今日から自然学園の思いやり収穫祭がスタートしました。

第1日目は生徒たちによる模擬店と生徒による作品展示、各部活の活動展示が公開され、保護者をはじめ、ご家族の方々、卒業生などを中心に多くの皆様方で校舎は賑わいを見せていました。10時より特別企画の卒業生座談会「僕たちの未来」を通じて、社会に参加して懸命に生きる卒業生の思いを継承できればとの思いで企画しました。卒業生と同じように発達のつまずきがあり現在の学校に適応できず生きづらさ抱えている保護者の皆さんやお子様方に少しでも勇気を与え、今後の就労に向けて意欲や希望をもてる座談会になることを期待してこの取り組みを始めました。

彼らが認知の偏りがあることを自覚して、学力向上のために費やした努力や企業での指示を受けるためにメモを取るといった工夫など、印象に残る卒業生の話は、ご参加していただいた多くの皆様の心に残る内容だったようです。

各クラスで出店した模擬店は、生徒が主体的にクラスごとに協力しながら、できるだけ安全に配慮し、直に手に触れることのないように気を付け、唾液など飛沫がつかないよう細心の注意を払い、安心して口に運んでいただける商品の提供を考慮したようです。なるべく多くのお客さんに喜んでもらえるような商品を提供して売り上げを挙げていこうという目標をもって、商品の調理、販売、告知、呼び込み、材料の仕入・管理、かたづけ、食器、調理器具の洗浄などそれぞれの役割の中で企画段階から熱心に取り組んでいました。自分が遂行した業務を喜んでくれる人たちのために働くこと、そのために自己研鑽を図るなかで体感することが大きな意義だと思っています。

2日目は、特別講演会シンポジウム『不登校からの脱却』を自然学園校舎にて、14：00から開催いたします。こちらでも卒業生の貴重な体験を聞くことができます。まだ予約可能です。皆様のご参加をお待ちしております。