学園長コラム 可能性のトビラ

2013年2月20日

はやいもので立春をすぎて、
春の足音が聞こえるような夕焼けがみられるようになりました。
少しずつですが、春が近づいてきたことが体感できる陽気や、
すっかり日が長くなってきた夕焼け空と寒さの中にも、
穏やかな新芽の息吹が感じられるような、
空気が春を待つ気持ちの支えとなってきた今日この頃です。
バンブー教室の子どもたちの中にも、
一足先に冬の寒さの厳しさから
解放された人たちが多くなってきました。
1月になって高等養護学校の入試、
埼玉県私立高等学校の推薦入試、中学入試、
東京都の私立高等学校入試と相次いで入試が実施され、
結果がすでに出ています。
自然学園のバンブー教室の小学校6年生、
中学校3年生の子どもたちも受験に向かった子どもたちがたくさんいました。
自然学園の生徒のみなさんは、
試験が苦手な子どもたちです。
日ごろから小テストでさえ、
逃げたくなってしまう子どもたちが少なくない事でしょう。
ですから、試験を受けるということ、
面接に臨むということが、どんなに勇気を必要としたことか、
想像するだけで皆さんの頑張りに頭が下がります。
試験ですから当然、「合格」「不合格」の結果がついてきます。
「バンブー教室の子どもたちは全員が合格しました。」と言いたいところですが、
残念な結果だった人たちも当然います。
不合格が学力不足であったり、
その人の価値を決める判定では全くないことを、
心の中に留めておいてください。
当然がっかりすると思います。
ですが、不合格はその学校が望んでいる適性に合わなかっただけで、
なんら落胆することはありません。
試験の出題範囲や出題方法、
またはその学校が望んでいる性格なども含めた特性に
合わなかっただけなのです。
ですから、むしろ3年間精神的な負担を多くしながらも
勉強に取り組めたということが、
今後の自分にプラスになる人もいると思います。
そんな風に気持ちを切り替えて、
次の進路を一緒に考えていきましょう。
合格した人も不合格だった人も、本当に一生懸命よく頑張りました。
皆さんの成長は誰よりも皆さんを教えた
先生たちや保護者の方々が理解しています。
少しずつ大人の階段を上ってきた
成長の証しは誰の目にも明確です。
そのことこそ、これからの人生を皆さんが、
堂々と生き抜いていく原動力になっていくことでしょう。
中学生の皆さんは
まだ公立の高校入試を残している人がいます。
最後まで頑張り続けてください。
皆さんは何にも勝る私の誇りです。
バンブーだより2月号 学園長コラム 可能性のトビラより
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