学園長コラム ~可能性のとびら~【5月号】①
2014年6月10日
GWが終わり、
少しずつ環境に
慣れ始める時期になると、
不登校の問題もクラス内で
生じてくるようになります。
連休が明けて、
いよいよ本格的に
勉強に取り組まなければいけない
シーズンが始まりました。
3学期制の中学校では、
中間試験が
5月中に実施される学校が
多くあるでしょう。
新入生も中間学年の生徒も、
新しい環境に慣れるまでに
落ち着かなかった人も
多いことでしょう。
5月は、気持ちが
不安定になりやすい時期です。
そのため、
「5月病」という言葉が
一般的になっているくらいです。
「5月病」というと、
新入社員のサラリーマンや
大学生の新入生などに見られる、
新しい環境に適応できない
精神的な症状を指していました。
ゴールデンウィーク明け頃から、
毎日の生活に
やる気をなくしてしまう状態が続くことで、
医学的には適応障害や
気分障害、鬱(うつ)と
診断される症状です。
最近は、
中学生、高校生ばかりではなく
小学生、幼児への低年齢化が
進んでいるようです。
バンブー教室の子どもたちの場合、
発達のつまずきが起因して、
元来、2次障害と言われる
精神的な不安定さや
不登校などの問題行動が
伴いやすい特色があります。
症状としては、
いらいらすることが多くなったり、
学校に行くことが
億劫になったりすることがあります。
「不安」「焦り」「憂鬱さ」が
強く感じるようになることも
その一つです。
朝、なかなか起きることができない、
夜眠れない、食欲がない、頭痛、めまいなどを
頻繁に訴えるようになったら
要注意です。
タイプ的に言うと
真面目で完璧主義的な性格で、
自分で早く環境に適応したいと
頑張る気持ちが強い人程、
期待していた新生活のギャップに
落ち込んだり、
必要以上に頑張りすぎて
緊張が強くなり、
モチベーションが継続できなくなる
傾向にあるようです。