学園長コラム ~可能性のとびら~【5月号】③
2014年6月13日
昨年度から
東京都の公立中学校の
情緒学級を中心に
発達障害がある子どもたちの
指導を中心にご活躍されていた、
特別支援教諭の
草分け的存在である
小川文子先生に
スタッフとして
加わっていただいています。
小川先生は
スクールソーシャルワーカ―と
社会福祉主事の任用資格も
有していて、
東京都の教育委員会が
教員の中から
スクールカウンセラーを育成し
派遣していく動きがあった際に、
その候補として2年間、
東京都教育研究所で
発達心理や
スクールカウンセリングを学び
臨床していた経験を
お持ちになっています。
小川先生と公立中学校で、
専門チームを組み
発達障害がある子どもたちの
支援をしていた
発達障害の専門医で、
元梅ヶ丘病院副院長である
海老島先生を、
自然学園医療顧問として
スタッフにお招きしました。
小川先生とともに
バンブー教室の講師であり、
臨床心理士の資格を持った
スクールカウンセラーである
野津弓起子先生、
西原瑞世先生が
アセスメントに加わり
成育歴の情報と
検査場面の行動、
日常生活場面での様子と
WISC-Ⅳ・WAIS-Ⅲの
検査結果を関連づけて
解釈していく中で、
バンブー教室在籍生徒の
個別の指導計画を改めて作成していきます。
ご相談の結果、
必要があると判断した場合のみ
WISC-Ⅳ・WAIS-Ⅲの
発達検査を実施することも
可能になりました。
野津先生は、
大学病院の精神神経科外来の心理士として
児童思春期カウンセリングや
発達心理検査の業務を
兼任されています。
西原先生はアメリカの大学、
大学院で臨床心理学を学び、
バンブー教室をはじめ、
自然学園に勤務されて
5年目を迎える
臨床経験豊富なキャリアを持っています。
この2人の臨床心理士が
小川先生とともに発達検査に携り、
最終結果は医師である海老島先生にも
アセスメントに加わっていただきます。
検査の結果、
必要であると判断した場合は、
保護者のご意向を確認した上で、
医療機関等をご紹介させていただくことも
可能になっています。
ご希望の方には、
ご予約を受け賜ったうえ、
有料で発達心理検査同様、
発達相談およびカウンセリングも
実施させていただきます。
バンブー教室では、
このような取り組みをする中で、
アセスメントの強化に力を入れ、
子どもたちの現実の
困り感に合ったニーズを、
学習内容に反映できる
教育サービスの
提供を目指しております。
認知の特徴によるつまずきを補い、
精神的な状況にも配慮した
トータル的な支援を進めることで
自信を持って
学習に取り組める気持ちと、
学校生活において
ゆとりを持って考え、
行動に移せるスキルを
育てていくことが
バンブー教室のコンセプトです。
バンブー教室に
通塾していただくことがきかっけで
学校に行くことが楽しくなったり、
クラスのみんなと話ができるようになったり、
孤立することがなくなることが
スタッフの共通の願いです。