第19回自然学園定期講演会のお知らせ

2024年11月8日

―発達障害がある子どもたちに効果的なソーシャルスキルトレーニングの実践講座―

講演者 星槎大学副学長 西永堅

自然学園では、発達につまずきのある子どもたちの理解を深めてもらう機会として、発達障害がある子どもたちの保護者の方々を対象にした定期講演会を開催しています。令和6年9月1日(日)は松為信雄先生に「『発達障害者の人が企業で働き続けるには』~求められる価値観とスキル~」をテーマにした講演に続き、12月1日は星槎大学副学長である西村堅先生から『「問題行動を怒らず、減らす~ほめれば変わる~」―発達障害がある子どもたちに効果的なソーシャルスキルトレーニングの実践講座―』をテーマにした講演会を開催させていただく予定です。

西永堅先生は星槎大学共生科学部・星槎大学教育研究科教授兼で副学長を務められている先生なのです。「こどもの発達障害とソーシャルスキルトレーニングのコツがわかる本」を拝読させていただいただきご依頼しました。

ポーテージプログラムはアメリカのウィスコンシン州のポーテージで開発された0歳児からを対象にした早期教育プログラムで、応用行動分析を日本に導入したプログラムのひとつで1983年に「日本版ポーテージ乳幼児教育プログラム」として日本で作成されました。

応用行動分析は個人と環境の相互作用の結果、行動が出現すると考えます。「日常生活の中で起こる行動を取り上げその行動がどんなきっかけ(出来事・刺激)で起こり、その行動に周囲の人たちがどのように対応しているかを調べることのよって、その行動がいつ起こるかを洋装したり、起こる行動を制御する働きかけを行ったり」します。つまり応用行動分析は個人と環境の相互作用の結果、行動が出現すると考えます。これは子どもの行動を三段階(状況→行動→結果)に分け、それぞれの行動がどのような状況で起きたかと言うことまでさかのぼって、どうすればよりよい行動に変えていけるか、その対処法を考えていく手法です。

保護者や養育者の皆さんが直面している発達障害がある子どもたちの問題行動に対して適切な行動に変えていく、具体的なSST(ソーシャルスキルトレーニング)をご紹介していただきながら、このような考え方に基づくお子様との向き合い方や関わり方をお話しいただく予定です。お子様の問題行動でお悩みになっている保護者の皆様方にその解決の糸口が見いだせる講演会になれば幸いです。

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