自然学園の定期講演会が、あと1週間に迫りました。

2025年8月30日

日時 令和7年9月7日(日) 9:30~11:30

場所 春日部市役所ひだまりホール

講師:松為信雄(まついのぶお)先生〔東京通信大学名誉教授〕

テーマ:「発達障害の子どもと生きる」

~発達障害の特性を生かして働くための家庭でのキャリア教育~

 

今回の定期講演会のテーマである『発達障害の子どもと生きる』松為信雄 幻冬舎ルネッサンスに記載されている内容を抜粋します。企業はどのようなことを雇用に対して求めているのか、以下のような記述があります。

『・毎日時間通りに出社できる。

・働くことの意味(給料が仕事の成果に対して支払われていること)を理解している。

・仲間と協調できる。

・指示を理解し従うことができる。

・「数える」「折る」「封入する」などの基本作業が正確にできる。

・報告・連絡・相談ができる。』(以上抜粋)

 

松為先生が良くお話しされていることの一つは、学ぶことの育成です。生活する上での学習体験が学習の成果としてフィードバックされ、実務として結びつき評価されることになる。なるべく多くの経験をすることで「できないこと」が、次への「できること」に結びつき、自分自身でも達成感や努力における喜びを感じ賞賛され、評価されることが自信に結びつく。このように、「学ぶ」ことが仕事を求めるうえで重要なことであるというお話を、自然学園の生徒に向けてして頂きます。このようなことは日ごろからの意識付けが大切だと考えています。子どもに働くことの意識を芽生えさせるキャリア教育の基礎は、家庭で作られるものであるとも述べられています。

次に、仕事を継続するために必要なこととして「自己理解」の必要性を挙げています。精神の手帳を持った人たちの雇用が注目される中で、自身の障害やつまづきにおける「自己理解」はとても重要になっています。企業に自分自身の理解を求めるのは本人であるが、「人に相談できること」は自分の欠点を晒すことなので、なかなかできないのが現状です。客観的に自己を理解することは、自分への気付きと他者意識を育てることである。人に相談できることは働くための絶対的なスキルです。

このようなことが育まれることで働くための能力が育まれ、上記の著書に記載されている働くための絶対条件に繋がってくると思います。このようなことをぜひ松為先生から直接お聞きになってください。

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