高等部 稲刈りをしました
2021年10月6日
9月21日(火)の午後、稲刈りを行いました。天気もよく、素晴らしい秋晴れの中での実施になりました。日差しは強く、夏を少し感じましたが、生徒たちは暑さもものともせず頑張っていました。
稲刈りも、田植えやじゃがいも掘りと同様に、毎年実施されている行事の一つです。例年通りの実施であれば、新米で握ったおにぎりをいただくなど採りたてのお米を味わう機会にもなっていました。しかし、コロナ感染症対策として、昨年同様今年度もおにぎりの実食は控える形での実施となりました。
最近は機械での稲刈りが主流となっていますが、自然学園の稲刈りは昔ながらの鎌で行います。普段見慣れない道具に、皆興味津々でした。しかし、一歩間違えば大きな怪我にも繋がるため、農家の方の注意はしっかり聞いてから稲刈りに臨みました。
田植えの時には水が張られた田んぼでしたが、水が抜かれた田んぼはまた違った感覚でした。生徒達も足を踏み入れるなり、口々に感想を言っては盛り上がっていました。鎌も、おどおどしながら持つ子もいれば、やる気満々で持つ子など反応は様々でした。実際に動かしてみると、農家の方のお手本のように上手く刈り取るのは難しく、苦戦している様子も見られました。
稲刈りは、刈る側と刈った稲を運ぶ側に分かれ、ペアで作業を交代しながら実施しました。ペア同士、ペアを超えての協力も見られました。声を掛け合いながら、スムーズに作業を行うことができました。そうして刈り取った稲は一か所にまとめました。皆で刈り取ると、あっという間に稲の山が出来上がりました。それを見て皆も満足そうでした。
今回の農業体験で、普段何気なく食べているお米がどんな風に育ち、どのようにして収穫されているのかを少しでも感じてもらえたらと思います。また、感じたことを日常に反映し、今後の食事でさらに感謝の気持ちを込めて「いただきます」と言える生徒が増えるよう願っています。