特別支援教育を必要としていた通常級や支援学級在籍生徒と不登校の関係-3
2025年12月31日
(3)実際に不登校になった子どもに対して
①「子どもの気持ちや子どもが判断した結論を優先し受け入れる」
学校に行きたくないのではなく「いけない」気持ちを理解してあげる気持ちが大切です。不登校の理由を明確にするより、今まで我慢し続けた精神的な負担や環境に適応できないストレスが限界に到達した結論と考えます。その理由から迅速に解決を図ろうとしても逆効果になる可能性が高いです。暫く見守り、気持ちの回復や次に動き出すタイミングを待つことが大切です。
②「本人の行きたくないという意思をまずは受け止めてあげる」
学校と連携を図ることや支援機関に協力を仰ぐことは、大切ですが、まず子どもの話をなるべく優先的に聞いてあげることに時間を割く必要があります。本人の気持ちや不登校に至った理由を聞くことより、子どもが現状でどうしたいかを実現してあげることが大切です。
③「復学を急ぎすぎると本人の負担が大きくなる」
不登校の理由が明確な場合は学校側と話し合いを行い、復学しやすい環境を整え、合理的な配慮を求めることが大切です。無理をさせて登校させる必要はありません。時間をかけて登校できるきっかけを探ってください。2次的な障害がある場合は医療機関との連携が大切です。
④「本人のプライドを尊重して対処する」
発達障害傾向の子どもは自己肯定感が少ないにもかかわらず自己評価が高く、どの子どもも高いプライドを持ち合わせています。まわりの子どもに登校の誘いを持ちかけたり、声掛けを頼んだり、人前で登校を強要するようなことは避けなければなりません。自分の意志で登校することの決断を支援する状況でないとうまくいかないことが多いと思います。




