高等部通信 学園長ブログ(R5 1月新学期特別編集号)-1

2023年1月17日

1、はじめに

新年あけましておめでとうございます。
昨年は、サッカーワールドカップ、カタール大会のメッシ率いるアルゼンチン優勝で幕を閉じました。日本代表は惜しくもベスト16で敗退しましたが、多くの感動を与えてもらいました。日本に勝ったクロアチアは、強敵ブラジルに日本戦同様1対1の同点でPK戦となり、ブラジルに勝利しました。このクロアチアの勝利で日本チームのレベルが世界に通用することが実証されました。日本チームは善戦しましたが、クロアチアに負けたことでマスコミからは非難されていました。物事は結果がすべてだとよく言われますが、結果は出せなかったものの明日につながるいい負け方はあると思います。今大会は予選からドイツ、スペインなどの強豪と同じリーグになり、日本の予選突破は期待されていませんでした。その日本がドイツに勝ち、スペインに勝ち、予選リーグを1位で通過する番狂わせの結果に、マスコミは掌を返したように日本チームをもてはやしていました。そしてクロアチアに負けた時も結果だけを批判する人がいました。大切なことは戦い方であり、勝利を諦めないメンタリティーをもって選手が戦いに臨んでいたかが、次の勝利につながる重要なことだと私は思っています。そのような点からは非常に誇らしい負け方だったでしょう。最終的にはクロアチアは3位決定戦でモロッコに勝利しました。日本はこのワールドカップで9位にランキングされました。ベスト8に行けなかった8チームの中では最も評価が高いランク付けでした。日本の実力が高く評価された証です。

いよいよ冬休みが終わり、新学期が始まりました。
高等部の皆さんにとっては後期試験の結果を踏まえた成績が単位認定に直結します。大学や専門学校を考えている人は、その評定が推薦の基準になります。後期試験までの学習計画を見直し、無理なく効率的な学習を実践しましょう。焦らず落ち着いて考え、今やるべきこと、やらなければいけないことの見直しができるかどうかが得点を決めると言っても過言ではないでしょう。出来ないこと、間違えることばかり気にして、気持ちが逃げてしまっては目標に近づくことすらできません。今できることを精一杯やること、それができていれば、すぐには結果が付いてこなくても次に必ず生きてくるものです。「得点がとれなかったらどうしよう」と今のうちから怖がらず、今できることから始めましょう。

寒さが厳しくなりますが保護者の皆様におきましても、新型コロナの感染および風邪などお引きにならないようにお体をご自愛ください。

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