後期試験対策授業 第2弾 ~数学克服へ その1~
2026年1月22日
算数の弱いお子様には、数処理といわれる「いち」「にち」「さん」と言った数詞と「1,23・・」の数字と具体物の「●」「●●」「●●●」を認知、認識して数的、言語的な処理ができる能力にその原因が隠れていることが多いのです。「いち」「に」・・は聴覚的な認知を必要とし、数字は視覚的な認知を必要とし、数詞や数字は言語的な理解の基本になります。それらの数処理に加え、文章題や図を使ったグラフ問題等に対応する具体物をイメージして視覚的に空間で操作するような推論的な処理が重なった3項の関係は、算数の基礎となるものです。
算数障害(デスカリキュア)とは、学習障害(LD)のひとつとして算数・数学の分野での困難さをしめす症状があり、上記のような算数の基礎となる能力が困難さに起因していると考えられています。努力だけでは克服が難しく算数・数学の学習をあきらめてしまった人たちも少なくありません。
現在自然学園高等部の1,2年生は後期学力考査の対策授業期間です。高等学校の卒業に必要な74単位以上の単位の認定には数学Ⅰは必修教科になっています。中学校で習った方程式・不等式、2次関数のほか、三角比などが学習内容になっています。方程式・不等式には式の計算も含まれており、中1の最初に習う正負の計算は、基数性の概念が不十分であることから正負の計算を理解するために用いられる数直線を使っての授業では、数直線上での数の位置が量的な理解につなげられず、おおよその量のイメージがつかめないことがつまずきのきっかけになってしまっている人がいるのです。この視空間のイメージ操作を具体的な数直線の操作の支援や継時的な計算手順の手順表で確認させながら、数の操作を具現化させることで補うワークシートの工夫を取り入れています。2次関数もこのような算数的概念に基づく基礎スキルの延長にあります。一つひとつ苦手さを丁寧に克服するスモールスッテプ的な学習支援が算数・数学で悩んでいた生徒には最も効果的な方法です。
驚くほど算数・数学が嫌で嫌でしょうがなかった生徒が意欲的に取り組んでいます。単位を取るための勉強では意味がありません。将来の仕事でも役立つ能力をこの期間で一気に獲得しましょう。





