令和8年度 埼玉県立特別支援学校高等部の受験を振り返って・・・(学科試験について)

2026年1月30日

本日、1月30日(金)は埼玉県立特別支援学校高等部職業学科・高等部分校の合格発表日でした。バンブー教室の夏期講習や冬期講習を受講いただき、受験を終えた生徒の皆さん、長い間ご苦労様でした。苦手な勉強に眠い目をこすりながら、毎日受験勉強に取り組んだ受験生の皆さん一人ひとりの姿を入試問題を見ながら思い浮かべています。

今回の特別支援学校の学科試験に関しての考察を少し述べさせていただきます。

国語
1.漢字の読み書き
2.慣用句
3.文章による読解問題
4.お知らせなどの文章の正確な読み取りと理解
5.指示書の正確な理解(スマホのルールについて)

通常級の小学校3年生のレベルに相当する文章からの抜き出し問題や限定された記述問題が出題され、日常に目にする文章レベルの読書力が問われている問題が必須問題であり、4.5は、企業での最低限の業務スキルとして必須の指示書や掲示物の文章理解が図られる設問が例年通り出題されました。小学校3年生までの基礎学力がなければ解答できないレベルの出題です。

いずれにしても積み重ねた学力が必要で合否を抜きにすれば小学校4年生レベルの読解力がないお子様では試験に対する負担が大きいと考えられます。発達障がい傾向のお子様は、言語的、視空間的ワーキングメモリのつまずきによって漢字が覚えられない、読解問題が解けない困難さがありますが、学習すれば対応できるレベルであると思われます。

数学
1.基礎計算

①3桁までの正負の計算
②2桁までの四則計算(加減乗除)
③小数の正負の計算
④分母が共通する分数の正負の計算

2.基数と序数
①単位
②おおよその数
③計器での量と長さの計測

3.表の計算
4.お金の計算
5.時間の計算
6.図形の問題
7.表の応用問題
8.グラフの応用問題

数処理と数概念の基礎的な学力が問われています。基数性や序数性における算数障がいのつまずきが見られるお子様には解答が困難な問題が並んでいます。事務系の業務ならばPCの計算ソフトで処理できるスキルなのでこの問題ができないと一般就労が困難かと言えばそうではありません。もしできない人がいても就労に悲観的になる必要はありません。

働くことに求められる力は、困ったことを人に聞いたり,相談したり,協力しながら作業がすすめられるコミニュケーション力です。人より作業が早くできたり、技術的な高さがあるから採用される訳ではないのです。素直で勤勉で持続できる事が何よりも大切です。

もし、運悪く選抜されなかった人は、高校から一般就労することが自然学園高等部なら可能です。あきらめないで、すぐにご連絡ください。高校入試はまだ終わったわけではありません。気分一新、皆さんの潜在的な可能性を引き出す進路に、大きく踏み出しましょう。

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