バンブー教室春期講習のご案内 「SSTコース」について
2025年3月15日
「ソーシャルスキル」とは 対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能(スキル)のことです。ソーシャルスキルは先天的に獲得される能力ではありません。人は生まれてから多くの人たちと関わりながら知識を身につけ成長していきます。まわりの空気を読み取ることや人の気持ちを読み取り先回りした行動ができる気の利くお子様は成長過程のあらゆる場面に遭遇しながら自然に身に付けられる能力なのですが、発達につまずきのあるようなお子様はそのことを未学習のままで発達の歪みが生じてしまっているのです。
ソーシャルスキルトレーニングを行う上で、特に大切なことは子ども自身がソーシャルスキルを学びたいという意欲や不適切な行動に対する問題意識を持つことです。自分が何に困っているのか、それを解消するためにどのようなスキルが必要であるのかについて認識できていることが重要です。
その認識さえあれば「ソーシャルスキル」は学習性の能力なので、自分では気づきがない問題行動を具体的にどう認識させ、どう行動したら良いかを「①教示②モデリング③リハーサル④フィードバック⑤般化」の過程で学習することがソーシャルスキルトレーニングであり、そのような学習を重ねることで得られることができるスキルが「ソーシャルスキル」だと考えられています。ASDやADHDだから問題行動が多いという理由は適切ではありません。
保育園、幼稚園に入園しても、「みんなと一緒に遊ぶことができない」「お遊戯がみんなと一緒におどれない」「みんなと一緒に先生の話を聞くことができない」「ボール遊びができない」「お箸やスプーンがうまくつかえない」「ストローで紙パックの中のジュースがうまく飲めない」「一方的なおしゃべりがとまらない」「いつも落ち着かない」「鉛筆をもって絵や字を書くことができない」等の理由でお困りになっている保護者の方や未就学や小学校に入学しても問題行動が多く学校生活において適応できないとお悩みになっている中学生や高校生の保護者の方はあきらめずに、まずバンブー教室の春期講習の「SSTコース」のご受講をお考えになってください。お申し込みをお待ちしています。