中学部から大学部まで合同で行うスキー教室ですが、今年度も新型コロナウイルスの感染拡大のため中止となってしまいました。ただ、今回はスキー教室の中で行う交流会を、「卒業生を送る会」として開催することとなりました。

企画決定から間がなかったものの、幸い春日部市民文化会館の大きな会場をお借りすることができました。まずは各クラスの出し物です。今回も歌はNGでしたが、アフレコ、手話のパフォーマンス、クイズ等、各クラスが工夫を凝らした出し物を披露していました。大学部は、SMAPの『ありがとう』に乗せてダンスを披露しました。音楽祭と同様、打楽器の得意な生徒はパーカッションでリズムを刻み、また今回は皆で意見を出し合いながらオリジナルの振り付けを考えていきました。間奏では卒業生がマイクを取って先生方や在校生へのメッセージを送り、「感謝」がテーマのパフォーマンスを無事終えることができました。

中・高・大学部それぞれの在校生の代表が、卒業生へ手紙の朗読を行ったあと、最後に生徒たちへのちょっとしたサプライズがありました。今年1年間の思い出をスライドにし、『ひまわりの約束』に乗せて流したのですが、折ると光るタイプのブレスレットを生徒たちに1本ずつその場で配り、照明を落とした中でそれぞれ思い思いに振ったり、掲げたりして参加してもらいました。「ライブみたいで楽しかった」と、生徒たちにも好評だったようです。

スキー教室の中止は残念がる声も多かったですが、こういった形で卒業生を送る会を実施でき、1つの区切りを付けられたことは良かったと思います。コロナ禍での貴重な思い出の1つとして、卒業生の心に残ったなら幸いです。

大学部担任　大岡