3年間
2010年12月18日
2学期ももうすぐ終業式を迎えます。年が明けると高校3年生はすぐに卒業認定試験がはじまります。1月17日から20日までが3年生の試験期間になります。
そして、2月には3年生の卒業が確定します。
思い起こせば3年間はあっという間に過ぎて行ったような気がしています。
平成18年に自然学園が開校し、バンブー教室を中心にした特別支援教室がスタートしました。平成20年3月に埼玉県教育委員会から技能連携校の指定を受け、4月から高等部が本格的に始動しました。
3年間いろいろなことがありました。子どもたちと一緒に学びをすすめるなかで、我々が彼らに教えたことより、我々が彼らに特別支援とは何かを教えてもらうことが多かったような気がします。
進路はほとんど決定していますが、卒業が決まっていない段階ではまだまだぬかよろこびはできません。卒業まであとわずかな期間のなかで、彼らに伝えきれていないことを誠心誠意の気持ちをもって彼らの糧になるような3年間の集大成の授業をすすめていくつもりです。他者を受け入れる気持ち、他者を思いやる気持ちがどんな場面でも表現できれば、自分自身のつまずきも相手に理解してもらえることができるでしょう。このことこそ、社会に順応でき、あらゆる人たちと共生が出来る、彼らにとっての生きる力になります。
入学式にお話しさせて頂いたように生きる力を身につけさせる教育こそが自然学園の教育理念そのものです。
そして彼らが3年間で残してくれたことが、次の学年に引き継がれることで、支援ノウハウが蓄積されていきます。さらに自然学園が発展をめざし、教職員が一丸となって在籍生の指導に全力で取り組むことを保護者の皆様にお約束します。