[高等部通信10月号]学園長より~可能性の扉~7-2

2021年10月25日

自然学園が開校してから16年目を迎え、高等部や大学部の就職においても卒業生の皆さんの頑張りで多くの人たちが社会に巣立つことができています。

今まで好評だった『思いやり収穫祭』の特別企画である卒業生特別座談会『僕たちの未来』は、パネルディスカッション形式で自然学園を卒業したOB・OGに今現在の自分のこと、今取り組んでいることや仕事のこと、職場での人間関係のことなどを話してもらう企画です。自然学園の思い出や学校生活のことなどに触れながら、人生のターニングポイントや自分自身のこれからの夢などについて語り合う企画でしたが、今年はコロナ禍において座談会ではなく卒業生数人での口頭での発表にさせていただきます。

11月6日(土)は、春日部市民文化会館の小ホールにて、午前9時45分より全学部生による音楽祭を実施予定です。

新型コロナの感染症対策として、歌、合唱、管楽器等の演奏は事前に個別に録音した音源以外は不可とさせていただきました。飛沫のリスクが少ないダンス、手話、ハンドベルなどでの演出になります。小学部・中学部・高等部・大学部の在籍生によるクラス、および学部ごとに制限されたパフォーマンスを発表し合う中で、クラス毎のチームワーク、そして「人を愛すること、思いやること」の感情が「協調」「協働」の一つの表現として演出できるかが見どころとなるでしょう。

他者をあまり意識することがなかった在籍生徒の皆さんが、クラスメートの動きをよく見ながら自分の役割をしっかりと果たし、見ている人たちにクラスの思いを伝えるために一生懸命演じる姿こそ、自然学園が教育目標に掲げるソーシャルスキルです。SSTの一環として取り組んでいる授業の実践を感じ取っていただければ嬉しいです。当日は、在籍生徒のダンスなど素晴らしいパフォーマンスをお見せすることができると思います。

11月7日(日)は、自然学園の生徒たちによる模擬店がひらかれ、美術作品の展示をはじめ、ゲームや駄菓子販売なども予定しております。自分たちにできる能力の範囲内で、クラスの皆でアイディアを出し、「おもてなし」の心をもって、他学部の生徒を楽しませるための工夫を考えていきます。

昨年は、小学部の輪投げゲーム、中学部による和菓子や日本茶の販売などの甘味処、高校1年生によるジュースの販売等、高校2年生によるライスバーガー、カップイン卓球ゲーム、詰め合わせのお菓子販売、高校3年生によるブタメン、ハンバーガー、アイス、みたらし団子等、射的、くじ引き、大学部によるコーヒー、紅茶、ラテ、ココア等のホットドリンク類の販売、マカロン、ワッフルの販売などおいしそうな屋台やゲーム等の模擬店が目白押しでした。今年は、昨年同様新型コロナ感染防止対策で、今までのような調理したものを販売する模擬店は中止させていただき、一般のお客様のご来場は控えていただきます。

生徒の皆さんが、コロナ禍での制限の中、工夫を凝らして実施する模擬店は今まで以上に皆さんのアイディア、話し合い、チームワークといった高いグループワークが求められるでしょう。だからこそ、自然学園の生徒の皆さんの絆がさらに強いものになり、今までにない盛り上がりを見せられると思います。外部のお客さんがいないことは残念ですが、苦労を共に経験した『思いやり収穫祭』は深く皆さんの胸に残り、忘れられない思い出となることでしょう。

7日は生徒のみでの開催となりますが、6日は各ご家庭2名様まで、お子様の出演時間のみ見学可能となっております。高等部の保護者の皆さんがご参加いただいくことで、学園祭が活気を帯び、学部の生徒たちの励みになることでしょう。ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

当日は、受付で学園祭プログラムをお渡しいたします。万障お繰り合わせの上、ご来校くださるようお願い申し上げます。

高等部の生徒の皆さん、保護者の皆さんがご参加いただいくことで、学園祭が活気を帯び、学部の生徒たちの励みになることでしょう。ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

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