[高等部通信11月号]学園長より~可能性の扉~1

2021年11月1日

1、はじめに

9月の後半から全国の感染者数が減少傾向に転じて、10月から緊急事態宣言が解除されました。世の中は少しずつ活気を取り戻しています。ワクチンの接種率も上がり、早く終息に向かうことを期待しています。専門家が12月と予測している第6波が、大きな感染拡大にならずに無事に過ぎることを今から願ってやみません。

10月といえばスポーツの日に代表されるように、スポーツの秋のイメージが強いように思います。自然学園でも10月10日(日)に体育祭が開催されました。

9月号にも記載した通り、この時期は何かと気分が沈みがちになりやすい季節です。天候に加え、体育祭に向けての練習で微細運動や粗大運動に対する苦手意識が大きくなるなどいくつもの要因が重なり、お子様の精神的不安に拍車をかけていると考えられます。このようなことから、公立の小中学校では、学習発表会や運動会の練習をきっかけに登校渋りが始まるケースも見られます。これは今の季節に起きがちな話題でもあることから、今回はその原因に考えられる、体育などの微細運動や粗大運動の苦手さに関連する発達障害傾向のお子様の感覚統合の問題についてお話しさせていただきます。

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