[高等部通信9月号]学園長より~可能性の扉~1

2021年9月6日

1、はじめに

東京オリンピックが閉会式を迎えたお盆あたりから雨模様の日が続き、気温もあまり上がらず涼しい日が続いたことで体調を崩されている方も多いのではないでしょうか。保護者の皆様においては、コロナ感染が拡大している折、くれぐれもお体にはお気を付けてお過ごしください。

当初8月31日(火)までの予定だった4回目の緊急事態宣言が、9月12日(日)まで延長されることになり、自粛が求められる生活が当分続くようです。昨年に比べて公立学校の夏休みが短縮されることはありませんでしたが、1学期に引き続き、学校行事には影響が出る学校が多いと予想されます。

緊急事態宣言で自宅での自粛生活を余儀なくされている子どもたちの中には、ストレスの発散の場がなく、鬱屈した精神状態が続き、心と体のバランスが乱れて、新学期になっても生活のリズムを取り戻せないお子様方も多くなることが予想されます。そうでなくても毎年、夏休み明けの新学期は不登校など学校の行き渋りが多くなり警戒が必要な時期です。

高等部の生徒の皆様の中には小学校や中学校で不登校を経験している生徒も多く、夏休みをきっかけに生活のリズムが崩れ、不安が強くなり登校することにためらいを覚えた経験を持っている人は少なくないはずです。新学期特別号では発達障害傾向の生徒の特徴である情緒の問題と新学期前後に起こりがちな不安の高まりについて話していきたいと思います。

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