[高等部通信12月号]学園長より~可能性の扉~7

2021年12月23日

7、おわりに

8月のコロナ感染症の再拡大で、公立の学校では始業式が延期されたり、分散登校が実施されたり、リモートや動画配信などの授業が10月まで導入されたりと2学期の先行きが心配されましたが、10月から緊急事態宣言が解除され、現在も感染の拡大は抑えられ安定した学校運営ができています。自然学園でも9月から通常授業を実施しています。

2学期は、「稲刈り」にはじまり、「体育祭」、「思いやり収穫祭」、「芸術文化鑑賞会」、そして最後に「クリスマス会」と学校行事がとても多く予定されています。皆さんは学校行事の趣旨をよく理解して、常に全体を意識しながらお互いにコミュニケーションをとり、よく連携し合いながら、また指示をよく聞き、周りに合わせながら一生懸命参加することができていました。10月、11月と台風や気温の寒暖差が激しい天候で身体的にも精神的にもコントロールしにくかった人もいたと思いますが、大きなトラブルも起きずに楽しく学校行事に向かい合っていた印象があります。

3年生は就職に向けての企業実習で非常に忙しく過ごしている人たちが多いことでしょう。これから採用を前提とした実習に臨んでいる人たちは、決して慌てることなく今まで練習した通りのことを本番でできれば問題ありません。等身大の自分自身を受け入れてもらえるだけの実力があなた方には備わっています。あとは今日まで自然学園で学び続けてこられた自分自身に自信を持ってください。もう小中学校時代の自信がなかったあの頃の自分とは全く違ったあなた方の姿がここにあるのです。3年生の全員の進路が決定するまで応援するので、皆さんも決してあきらめないで後に続きましょう。

2学期も残りわずかになりましたが、最後まで気を抜かずクリスマス会の準備に励んでください。

自然学園学園長 小林浩

お問い合わせはこちら