[高等部通信2月号]学園長より~可能性の扉~1

2022年2月7日

1、新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

コロナ感染症が再び拡大しクリスマス会の開催も懸念されましたが、できる限りの感染対策を行い終業式の前日に2学期最後を締めくくるにふさわしいクリスマス会を行うことができたことを嬉しく思います。今回も昨年同様、保護者の方のご見学はご遠慮いただき、動画での配信にさせていただきました。生徒の皆さんをはじめ保護者の皆様のご理解ご協力に深く感謝しています。高等部の皆さんの生き生きとした姿が、小さな希望の灯でともされていることは誰の目にも見て取れたことでしょう。今年は一人ひとりの掲げた目標に向かって大きな飛躍ができる年になることを祈っています。

1月20日(木)から暦では大寒に入ります。寒さはますます厳しくなり、寒風や降雪などに見舞われる日が重なる時期だと思います。新春の兆しが見える立春までは、1年で一番寒さが厳しくなる時期です。高校3年生は卒業試験(卒業単位認定試験)を終え、高等部1、2年生も2月の学力考査(後期試験)を控えています。つまり、1月は試験を控えてのレポート提出と試験対策授業と勉強に力を入れなければいけない時期になります。勉強があまり得意ではなく、中学校時代に中間期末テストが嫌で仕方なかった人たちの中には、冬休みを憂鬱に過ごした人たちも少なくないでしょう。精神的に参っている時は体も弱くなりがちです。風邪などひかないように気を付けて過ごしましょう。

昨年は12月21日が冬至でした。クリスマス会を実施したこの日は、昔からカボチャの煮物を食べ柚子湯に入り、邪気を払い健康で過ごせることを願う風習があります。これは、小寒から大寒にかけて1年で一番寒さが厳しくなる時期を乗り越えるための儀式でした。香りの強い物は邪気を寄せ付けないという考えがあります。冬が旬の柚子は香りがとても強く、運を呼び込む前に邪気を払う禊(みそぎ)として柚子湯に入ることが習慣として広まったとされています。また柚子は実るまでに年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにと願いを込める意味もあると言われています。柚子湯に入浴した人は、柚子湯の効果できっと幸運を招き、いい年になることでしょう。

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