[高等部通信2月号]学園長より~可能性の扉~2

2021年2月25日

2、クリスマス会

12月22日(火)のクリスマス会は、コロナ禍での開催なので例年とは異なり会場を2つにして小学部、中学部と高等部、大学部に分けた開催となりました。私の終業式の式辞に続き、吉澤先生から冬休みの諸注意と新学期における伝達事項の話があり、その後クリスマス会が行われました。プレゼント交換など高等部の生徒の皆さんにとっては今年を締めくくる楽しいパーティーとなりました。なによりもかなりの制限があったクリスマス会だったにもかかわらず、皆さんが楽しんでいたことに喜びを感じました。

今年は新型コロナの感染拡大を受けて、休校などの影響でいつもとは違う変則的な時間割や学校行事を余儀なくされ、先の見通しがつかず、イレギュラーなことが多かったので、予定の変更が苦手な生徒が多い中で生徒の皆様の負担は大きかったのではないかと思っています。そんな生徒の皆さんが協力しながらこの会を盛り上げ、笑顔で1年を終わることができたことに心からうれしく思っています。

私が高等部の皆さんの目標に挙げていた「グループワーク」が、2年生からすでにできるようになってきていることをうれしく思っています。「グループワーク」は、現在就労において企業が採用の基準として「協働、協調」などのスキルとして求めていると感じています。「グループワーク」とは自分の役割に責任を持って遂行できる能力と他者と同じ目的を共有して、その目標に向かって共同作業ができる能力であり、そのバックボーンとして他者への気配り・注意力・配慮、コミュニケーション力などが必要とされます。まさしく思いやり収穫祭での音楽祭や藤まつりも含めた模擬店などで実践されたスキルこそグループワークです。

終業式では私の式辞の最後に、昨年実施された「思いやり収穫祭」で最もこのことが優れていたクラスに学園長賞をお渡ししました。最優秀賞は3年生の皆さんで、優秀賞は2年生の皆さんを選出しました。
今回のクリスマス会では、感染防止の視点から飛沫感染の危険性がある歌や管楽器演奏は中止にしました。オーディションで選ばれた出演希望者によるダンスやピアノやギター、打楽器の演奏、駅ごとの発車メロディーと車内チャイムにあわせたアナウンスなど自分の特技を披露してくれました。特に3年生を中心としたダンスが素晴らしかったです。終業式と兼ねた2学期最後を締めくくるにふさわしいクリスマス会になったことと思います。

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