[高等部通信2月号]学園長より~可能性の扉~4

2022年2月17日

4、高校生のSNSでのトラブルについて

 

高校生のほとんどの生徒がスマホを所有し、あたりまえにSNSを使用する今、インターネットを介して行われる「ネットいじめ」「SNSいじめ」「LINEいじめ」「Twitterいじめ」が問題となっています。

 

主な「ネットいじめ」は、「掲示板」「ブログ」「裏サイト」「インターネット」「学校裏サイト」に特定の生徒の書き込みやいじめられている生徒の名前を使って、無断で出会い系サイトやアダルト系サイト、プロフィールサイトに登録したり、プロフやブログなどを作成したりする「なりすまし」によるもので、電話番号やメールアドレスなどの個人情報や個人写真が掲載されると、なりすまされた生徒の精神的なショックは大きなものとなり、心に大きな傷がつきます。また、ネット上で自分のことを誹謗中傷されることで行き場所のない疎外感、孤独感を経験し、情緒の混乱に繋がります。

 

「LINEいじめ」は、本人に対して直接攻撃するものと、「グループはずし」によるものの2種類存在します。前者は「死ねばいいのに」とか、「ウザい」、「キモイ」などといった悪口や名誉毀損のワードをグループトークで言い、自殺に追いやるケースです。SNS依存症に陥っていると、すぐに連絡がほしいという欲求があり、自分の思い通りの反応がないと懲らしめの意味もこめて簡単にいじめが起きてしまいます。以上のようなことは発達障害がある生徒でも決して珍しくありません。

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