[高等部通信2月号]学園長より~可能性の扉~6

2021年3月11日

6、高校生のSNSでのトラブルについて

高校生のほとんどが所有し、当たり前にスマホを使ってSNSを使用する今、インターネットを介して行われる「ネットいじめ」「SNSいじめ」「LINEいじめ」「Twitterいじめ」が問題となっています。

SNSのいじめでは「ネットいじめ」と言われる「掲示板」「ブログ」「裏サイト」「インターネット」「学校裏サイト」に特定の生徒の書き込みをすることやいじめられている生徒の名前を使って無断で出会い系サイト、アダルト系サイト、プロフィールサイトに登録したり、プロフやブログなどを作成したりする「なりすまし」のことで、電話番号やメールアドレスなどの個人情報や個人写真が掲載されるとなりすまされた生徒の精神的なショックは大きなものとなり、心に大きな傷がつきます。またネット上で自分のことを誹謗中傷されることで行き場所のない疎外感、孤独感を経験し、情緒の混乱に繋がります。

LINEいじめは、積極的なものと、仲間はずれ「グループはずし」によるものと二つのパターンが存在します。積極的な例としては「死ねばいいのに」とか、「ウザい」、「キモイ」などといった、悪口や名誉毀損のワードをグループトークで言われながら、自殺に追いやられるケースです。SNS依存症に陥っていると、すぐに連絡がほしいという欲求があり、自分の思い通りの反応がおきないと、懲らしめの意味もこめてイジメが起きてしまいます。

以上のようなことは発達障害がある生徒でも決して珍しくありません。

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