[高等部通信5月号]学園長より~可能性の扉~5

2020年5月28日

5、終わりに

今まで経験をしたことのないような大変なことが世の中に起きています。

 

私は日ごろから彼らに言っている言葉を自分に言い聞かせています。

「大変なつらい時こそ、自分の足元を見て「今できること、今やるべきことを精一杯、精進努力すること。」

 

そんな思いで生徒の皆さんにお会いできないこの時期を毎日丁寧に過ごすように心がけています。今取り組んでいることが我々の特別支援教育を少しでも前進させることに繋がることに思いを馳せています。

 

保護者の方々にとってお子様の勉強の遅れは最も気になることの一つではないかと思います。学校が再開されれば夏休み明けの9月は初めての学力考査がある月になります。試験が近づいても決して焦らなくても大丈夫です。保護者の方々も気をもむ気持ちは充分理解できますが、あまり厳しく言い過ぎて学習性無気力感が強くなるような状態を作らないように心がけてほしいと思います。勉強の遅れは後でも十分取り戻せます。大切なことは今までやってきたことを継続することと、勉強を嫌いにさせないことです。そしてなにより精神的な安定を図り、学習性無気力のきっかけを作らないことです。

 

もしお子様の精神面での異変や落ち込みに気が付きましたらすぐにご相談ください。早目の対応が二次障害を軽減させる唯一の方法です。

 

できるだけ早い終息とお子様、保護者の方々のご健康を願ってやみません。

自然学園学園長

小林 浩

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