[高等部通信8月号]学園長より~可能性の扉~①

2016年8月29日

終業式を迎え、翌日からは慌ただしくサマーキャンプに突入しました。
梅雨が明けきれない状態が続いていましたが、はっきりしない曇り空が多い中、サマーキャンプも時折の雨模様ではありましたが、2日間の行程通りに予定を消化することができました。気温もあまり上がらなかったため過ごしやすい2日間でした。
 交流会は1年生の活躍でいつになく盛り上がりました。高等部の生徒一人ひとりに忘れられない大切な思い出になったようです。私も生徒の心の底からの笑顔を見ていると、幸せな気持ちになれました。

さて夏休みがはじまりました。2学期に向けて計画通りに夏休みを送ることができていますか?前回の高等部通信でお知らせしましたが、自然学園高等部の夏休みは企業見学会があります。2年生、3年生は企業の体験就労を経験している人たちもいるので、夏休みも初めての体験に緊張して、出社日前日はあまり夜も眠れない人たちがいるのではないでしょうか?いずれにしろ高等部の生徒の皆様にとって、自分の一生を変えるほどの貴重な経験になるのではないかと思っています。

自然学園は発達のつまずきがある子どもたちが就労に移行できるための学力や社会性を養うための教育を受ける場であり、働くことを目標としたビジネスマナーや実際の就労として求められる軽作業や事務作業が、実践を踏まえて学んでいくことのできる学校です。自立を目的にした継続的な支援で「働くための力」を育むことに主眼を置いています。

就職について考えたときに、「人とのコミュニケーションが苦手である。」「指示が重なると混乱してしまう。」「継続して職場にいることに不安を感じる。」など働くことに対して不安ばかりが先行して緊張が高まり具体的なイメージが湧かない人が多いと思います。
(つづく)

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