[高等部通信8月号]学園長より~可能性の扉~⑧

2016年9月16日

最後に高等部の生徒の皆さんが無理なく取り組める学期末テストの試験勉強の無理ない進め方についてのお話をさせていただきます。

レポートにも出題されている教科書の基本問題にしぼり、問題を限定すると気が楽になるので、かなり取り組みやすくなります。
学力考査の問題は、どの教科も共通してレポートに出題されている教科書からの基本問題か、教科者に黒ゴシックで記されている重要用語か、教科書の本文から外れた欄
外で図やイラスト、写真がカラー刷りで掲載して説明文が記されている項目からしか出題されないはずです。
今まで授業で教えてもらって理解できた基本例題だけにチャレンジして、解けなかった時は、以前は解けたけれど忘れてしまった問題、先生と一緒にやったからわかった問題、いまでも得意で解ける自信がある問題と区別しておきましょう。

以前は解けたけれど忘れてしまった問題は、授業で消化したプリントおよびレポートをもう一度復習して解いてみましょう。
そして解き方のヒントや解き方の手順などの解説が書かれている教科書のみならず、ノートやプリントのメモをじっくり読んでもう一度確認してください。ノートやプリントのメモ、教科書の解説を読んでも分からない時は、教科の先生に、必ず聞いてください。先生と一緒にやったからわかった問題は、もう一度授業時間や休み時間および放課後に先生に解説してもらいましょう。そうやって学習したことの理解を深めていき、「教科書の、基本例題からレポートに出題されていた問題でやったところは全部解ける」という状態をつくりましょう。
 
高等部の生徒の皆さんの場合は認知のつまずきから苦手な問題や理解できない問題がはっきりしている傾向があるので今まで教えてもらった問題だけで構いません。教科の先生は皆さんのつまずきや特性を理解したうえで皆さんができる無理がない課題を学習計画に組み入れていますので、試験範囲だからと言ってレポートに出題されていない無理な課題に取り組むことは余計混乱を招くだけです。授業中に理解できた課題は学期末試験で出題されても必ずできる問題です。あとは繰り返し演習し、重要単語は容易に書き写せるように復習して置けば大丈夫です。

私は前期の社会科の授業を1,3年生に対して受け持ったことから特別に社会科の勉強方法をお伝えします。
社会科のついては、授業で先生が板書したノートの記述か先生が授業で配布したレポートから出題される可能性が高いので、試験前に先生が話した重要箇所を聞き漏らさずチェックして出題内容を整理してリストアップする必要があるでしょう。
(つづく)

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