中学部:サマーキャンプの報告

2023年8月14日

7月9日日曜日、10日月曜日の2日間に渡って、自然学園中学部では高等部・大学部と合同でサマーキャンプを行いました。サマーキャンプで訪れた那須高原自然の家はホテルや旅館ではなく教育を目的とした研修施設です。「自分のことは自分でやる」「集団のルールを守る」「2日間に渡るプログラムをこなす」、自然学園のサマーキャンプの目的として、最適な施設でした。中学部の生徒たちはサマーキャンプの目的と向き合いながらプログラムに取り組みました。

今年の中学部の生徒は初参加の1年生を除き、全員が係を担いました。部屋のメンバーに必要な連絡をする室長、皆の健康チェックを定期的に行う保健係、食事の配膳・片付けをする食事係、1日目の最後に行われる一大イベントキャンプファイヤーの運営を担うキャンプファイヤー係、風呂場の管理やシーツの準備と返却を行う入浴・リネン係、どの係もサマーキャンプにおいて必要不可欠な係です。どの生徒も自分の係を常に意識し、サマーキャンプに参加していました。

スプーン・フォーク作りの体験では、小刀や電熱ペンを使って木を削ったり模様付けをつけたりして、自分だけのスプーンとフォークを作りました。小刀で木の表面を削る作業に最初はみんな苦戦しておりました。しかし、どの生徒もコツをつかんでいき、最終的に見事な作品を作り上げることができました。

「自分のことは自分でやる」「2日間に渡るプログラムをこなす」サマーキャンプのこの2つの目標を、中学部は十分達成できたと思います。しかし、残念ながら「集団のルールを守る」ことには課題が残りました。集団で過ごすときのルールがなぜあるのか、なぜ守らなければならないのか、サマーキャンプ後の振り返りで生徒たちと反省をしました。生徒たちは「自分は○○が守れていませんでした」「これから普段の学校生活で挽回していきます」と反省し、次の行事につなげていこうと前向きな姿勢を見せてくれました。今年度のサマーキャンプは、生徒たちのこれからの大きな成長につながるとても良い機会となったと思います。その思いを胸に、夏休み、そして2学期に臨んでもらいたいと思います。

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