11月17日金曜日、大学部の芸術文化鑑賞会が行われました。今回の目的地は原宿。まずは駅の西側に広がる明治神宮を訪れました。当日はあいにくの雨で、傘を差しながらの散策となりました。巨大な鳥居や広大な敷地、重厚な建築等に目を奪われつつ、本殿へと向かいます。まずは作法に従って参拝。事前学習で教わった通りに礼や拍手をし、各々願い事をしました。雨に煙る神宮は神秘的な雰囲気で、これはこれで貴重な体験だったかと思います。

昼食はグループごとに分かれ、事前にリサーチしておいた目当ての飲食店へ。思い思いのランチを取りました。雨で冷えた身体をラーメンで温め、満足げな生徒もいました。

昼食後、さてメインの目的地である美術館へ移動しようか、というところで、みるみる空が暗くなり、ちょうど雨のピークがきてしまいました。やむなく土砂降りの中を移動し、急ぎ足で目的地の「太田記念美術館」へ。こちらは浮世絵専門の美術館で、今回は葛飾北斎の娘である葛飾応為の貴重な肉筆画も展示され、小規模な美術館ながら見応えのある内容となっていました。普段なかなか目にする機会の少ない、きらびやかな浮世絵を興味深そうに眺める生徒もいれば、和テイストの雑貨がそろうショップで買い物を楽しむ生徒も。見学を終えて外に出たところで、ようやく雨も上がっていました。天候には恵まれませんでしたが、今年は特に日本の文化にたくさん触れ、生徒たちも非日常を楽しめた1日になったかなと思います。