中学部:中学部通信新春号 学園長ブログ~可能性のとびら~-7

2026年1月2日

7,終わりに

自然学園中学部はフリースクールです。平成29年(2017年)に教育機会確保法と言う法律が施行され、義務教育課程にあたる小学生、中学生の児童・生徒で学校に行けない、学校に行かないなど不登校を経験している児童・生徒に普通教育の機会を保障する法律が成立しました。その結果、現在のフリースクールは、公立の中学校で、登校できない一人ひとりに合った教育環境や課題を求めている人たちのための新しい学びの場として法律として認められるようになりました。行政の指導で小学校や中学校の校長先生はフリースクールに通う生徒の状況を確認し、学習指導要領の出席を認めるように通達されています。

これは今教育現場の大きな問題のひとつでもあり、社会的な問題とされている30日以上学校を欠席している不登校の生徒を念頭に置いて成立した法律です。不登校生徒の低年齢化と90日以上欠席している長期の不登校生徒が不登校生徒の半数近くを示している現状があり、不登校を経験している生徒には、特別支援教育の対象となる発達障害傾向の人たちが少なくないことが注目されています。学校に行けない児童・生徒の中には、発達障害がある児童・生徒がいて通常級にも特別支援学級にも居場所がないこどもたちが多くなっています。この法律が成立してからは、不登校を経験している児童・生徒に対して家庭やフリースクールなど、学校教育法に規定した公教育以外の教育機関での学びを国や教育委員会が認め、学校長が中心になってフリースクールや家庭との連携のもと彼らを支えていくことが義務づけられた点にあります。

自然学園中学部の生徒の皆さんは、その法律に準じて彼らの将来を見据えた進路の向って学びをすすめ、自身の自立の実現のために自然学園中学部で学ぶ選択をしてくれました。

3年生は、自分たちの適性や現在の自分自身の現在の状況を踏まえ、自身の進路を熟考して自然学園高等部の受験を突破して高等学校に合格が内定しました。今年度の中学部の卒業生のように、特別支援教育を必要としている生徒の皆さんが特別支援学校ではなく高等学校を受験する動きは、特別支援学級の生徒も含めて加速していくように思います。

自然学園学園長 小林 浩

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