高等部:高等部通信1月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-3(4)

2026年1月10日

(4)家庭学習を成功させる環境の整備

まず家庭学習に取りかかるまえに家庭のどこで学習させるのかが問題になります。たとえ大きな家の家庭で、お子様が部屋を持っている家庭でも、ゲーム機が散乱していたり、レゴブロックが引き詰められていたり、漫画が散乱していたりする学習環境では、すぐに巣中が途切れてしまいます。高等部の生徒の特徴は、落ち着きがなくすぐに気が散ってしまうところにあります。ほかに気が向いてしまったことを怒り、集中を促し勉強することだけに縛り付けても何の効果もありません。反抗するか、部屋から逃げ出してしまうでしょう。

勉強だけをする部屋にするために必要ないものは、収納するか、ついたてなどで勉強机のまわりを遮断しましょう。カーテンで仕切ることもいいでしょう。その空間はなるべくシンプルにして勉強道具以外はなるべく置かないようにしましょう。特に目をつくところにはスマホや必要とするとき以外の電子辞書・PC・タブレットも厳禁です。目の付くところには一日のスケジュール表と今取り組んでいる予定した時間内での学習計画表を張ってください。それらについては後で説明します。教材、文具以外ではタイマーの付いた小さな置時計だけで充分です。自分の部屋のない人は、部屋の隅のスペースを家具やついたてで囲むか、それがなければカーペットなどで勉強するスペースを明確にすることが重要です。

もっともいけないのは人が集まるリビングや食卓などの環境で、人の話や音楽、YouTube、ラジオ、テレビなどを見たり聞いたりしながらの学習です。意識の上でも視覚的にもその場所が学習する環境であるということを明確にする空間の設置が必要です。勉強する場所だけではなく、遊びの場所、感情を落ちつかせる場所と視覚的にもわかる空間があれば尚いいと思います。予定された学習時間と消化する学習課題のタイムスケジュールを目で見てすぐに何をやるべきか、この後何をすればいいかがわかり、どういう手順で実施するかが一目でわかるような学習計画表とスケジュール表を用意するといいでしょう。一日のスケジュール表はイラストや写真などを張り付け、活動そのものがすぐに把握できる工夫をしてください。

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