バンブー教室:バンブーだより1月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-2(2)
2026年1月18日
(2)特別支援教育を必要としている子どもたちの公立高校入試
不登校傾向のお子様や学力的に難しさがあるお子様で、学校生活で悩みを抱えている発達障害傾向のお子様が県立高校を選択するならば、目安として偏差値50以上ない高校でなければ、継続することが難しいと言える現状があるようです。そして、私立に進路を選択したお子様方同様、公立学校でも継続できない生徒の居場所が通信制高校になっているようです。
しかし、最近の状況を考えると特別支援教育を必要としているお子様は、なにもIQ値がグレーゾーンの境界値にあるお子様ばかりではありません。一般に言われる平均値である100を上回っているお子様も少なくありません。ASDの診断があるお子様は、知的レベルが高いほど、認知発達の凸凹の値は大きくなる傾向があります。加えて、ASDの特徴であるコミュニケーションが一方的であり、相手の立場や気持ちが理解できない傾向が強くなったり、社会的な能力が極端に低かったりする傾向があります。また、興味の偏りやこだわりも強い傾向がみられます。そのようなことから人間関係のトラブルやいじめなどが理由で二次障害的な症状が露呈し、不登校に至るケースのお子様もいます。中には、クラスでは孤立しているものの、マイペースで学校生活には適応し、不登校まで至らずに済んでいるお子様も多くいます。そのようなお子様の場合、不器用性や感覚統合の面において課題はあるものの、体育などの実技教科以外は、期末試験の得点も良く、内申点も高いお子様が一定数いるのです。バンブー教室では、毎年このようなお子様が多くなっているように感じます。
そのようなお子様でも当然苦手な課題はあります。視空間的な短期記憶が強く、単純な暗記力は優れているお子様が多いような傾向があります。暗記することで解答できる問題が得意なお子様は、このような特性を持った人に多いタイプです。
しかしながら、数学の思考的な問題や国語の読解問題は、弱い傾向にあるお子様方が多いことも事実です。合格を確実にするためには、苦手さを苦服しなければなりません。バンブー教室は、以前バンブーだよりでもご紹介した、読解が苦手な人や思考的な数学の問題が苦手な人のためのオリジナルのワークシートを問題とあわせて導入しています。
過去には、公立高校で最難関校と言われる高校に小学校4年生から通塾していた生徒が合格しました。学力は高いのですが、人間関係やコミュニケーションが苦手で支援学級に在籍していた生徒です。将来を考えれば学力がすべてではありませんが、学力の高さは大きな長所であり個性です。その個性を生かせる進路を考えることが彼自身の可能性を高めることになると思っています。
バンブー教室では、自分のつまずきに対して無理のないやり方で理解や暗記ができる学び方を提示してあげることが役割だと思っています。この方法で学力が向上できると自覚すれば、自分自身で学ぶ力と意欲がわき出てくると思います。自分のつまずきの原因さえ分からない生徒に高校受験用の問題集や教科書ワークの問題を与えても学習意欲の喪失につながるだけです。
バンブー教室の中学生総合学習クラスでは、従来同様、個々のつまずきにあわせたオリジナル教材および特別支援教育の市販教材を中心にした学習支援にとどまらず、高校進学を希望するお子様方のコース教材として、受験用の教材を組み入れて既存の学年の新学習指導要領に合わせたカリキュラムを前提にしながら、各中学校の授業内容にあわせた学習指導を実施して中間、期末テストの得点の底上げを目標に、基礎学力そのものを引き上げるそれぞれの生徒の特色に合わせた新カリキュラムでの授業を実施しています。既存の塾で思うように成績が上がらないお子様方は、ぜひ自然学園バンブー教室の個別学習コースで行っております中学入試対策をお試しください。スローステップの学習カリキュラムで受験に対応できる学力をつけるには、目の前のやるべき課題を確実に消化することです。的確な踏み台になる課題を選択するためにつまずきを把握するアセスメントが必要になるのです。





