バンブー教室:バンブーだより1月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-3
2026年1月20日
3,たけのこコースについて
小学生や中学生のお子様の場合は、「読む、書く」などの視覚的な認知のつまずきがあることによって書くこと、板書を写すこと、教科書の字を読むことが、漢字や英単語を覚えることの苦手さが生じています。本校では、お子様の困難さに対して、認知のつまずきを補うためのプリントや課題を個々に対応して進めることが個別学習コースの場合は可能になります。また、学校の授業で先生の話が理解できない、聞き逃しが多い、同時処理ができないことから板書や演習をしながら先生の解説を聞き取ることができないお子様と授業中、先生に指されることが非常に苦手であったり、人前で自分の意見や問題の答えを発言したりすることが苦手なお子様では、それぞれでニーズが違うため、効果的なコースが違ってきます。前者は、個別学習コースのほうが効果的だと思います。また、後者はグループ学習コースで少人数の人たちの中で、集団授業に慣れていくほうがより学習効果があがるお子様だと感じます。一人より集団の中で競い合ったり、教え合ったりしながら学習したほうが、一人より緊張が少なくリラックスして学習に取り組めるタイプのお子様は、総合学習コースのほうがいいでしょう。
そのなかでたけのこコースをご利用される保護者の皆様のニーズとして、小学校に上がる前にひらがなやカタカナの読み書きを習得したいと思っていらっしゃる方々とコミュニケーションを向上させるために、ことばの学習に取り組みたいとお考えになっている方々と、少しでも現在の幼稚園や保育園で他のお子様とのトラブルを少なくして、他のお子様と一緒に遊んだり、お絵かきをしたりすることができるようになることを強く望まれている方々が大きく分けるといらっしゃるように思います。私は、将来を見据えた学習と現状でのトラブルを少なくして適応できる学習の両方を、効果的に学習できるコースが保護者の方々の思いにあるように感じました。このようなニーズを踏まえて、個別学習と総合学習、両方の利点を取り入れた新しいたけのこコースのバリエーションを検討しております。
たけのこ総合学習コースは、就学前のお子様を対象に、人とのコミニュニケーションにつながるスキルを育て、お友だちとうまく遊べるきっかけづくりをテーマにおきました。総合学習コースの小学生クラスは、新しく新入生になる小学1年生やまだまだ学校生活になじめずに進級を迎える2、3年生のお子様を対象に学年の勉強についていける基礎学力の養成と他の人の迷惑にならずにクラスの授業に参加できるソーシャル・スキルの向上を目的にしたコースです。少人数の中での適応からはじめるカリキュラムを導入して、高機能の自閉症スペクトラム傾向やADHD傾向、LD傾向の子どもたちによくみられる教科の課題による学習の偏りや、学習の際の落ち着きや集中力がなく、多動的な行動が授業中や学校生活でも目立つお子様方のためのコースです。
就学前のお子様の中には言葉の遅れが気になる子どもたちがいます。また、不器用で幼稚園、保育園でのお遊戯や行進、整列がみんなと一緒にうまくできない、みんなのまねができないなどで困っているお子様方のクラスとして感覚表現クラス、言葉の学習クラスを利用していただき、就学に備えていただきたく思います。昨年は、バンブー教室のコース設定を見直し、保護者の皆様のニーズを取り入れ、お子様方が困っているつまずきをフォローアップできる、発達段階や特性に応じた療育的なプログラムを新クラスに取り入れました。
発達の遅れがあるお子様に見られる言葉の遅れやこだわり、パニックなど、育てにくさの原因になっている認知の偏りや、感覚統合のアンバランスさに着目して、つまずきの根本である発達の偏りを少なくする療育に取り組み、加齢とともに要求されるソーシャル・スキルの獲得をめざしながら、学習面の遅れを補う教育支援を実践していく発達支援教室や、学習塾としての取り組みをさらに新たなニーズを意識しながら充実させていくつもりです。
新たなニーズの一つとして幼児期のお子様方の療育があります。できるだけ早い段階での支援とその効果は、発達障害の取り組みに関わる多くの専門の医師や研究職の先生方から言われるところです。
未就学児童を対象にした、たけのこコースでは、2歳からのプレたけのこコースを設定して視覚、聴覚のみならず触覚、固有感覚、平衡感覚をバランスよくコントロールする感覚統合のはたらきをゲームやグループあそびなど、療育的なアプローチによってスムーズにできる取り組みを実践しています。
また、言葉の遅れに応じた表現力を学ばせ、他者を意識して生活できる力を身に付けるクラスを感覚表現クラス、一人ひとりのお子様の認知の偏りや感覚のアンバランスさに応じた適切なアプローチをすすめることで、コミュニケーションの基礎力を育む、ことばの学習クラスなどは、いままでのたけのこコースの取り組みの上で、保護者のニーズを踏まえたより効果的な療育を行う発達障害があるお子様の将来的な可能性を見据えたコースです。





