バンブー教室:バンブーだより2月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-7
2026年2月23日
7,終わりに
バンブー教室の高校入試対策コースは読む、書くことが苦手で授業について行けない人や宿題が消化できない人も学習のやり方から学んでいけるコースです。今までできなかった計算問題、文章題、漢字、読解問題、英語など人によって苦手な課題はさまざまですが、なぜできないのかを一人ひとり原因を明らかにしてできるようになるための教材で指導しながら、合格に必要な学力をスローステップで定着できるように計画的に学習をすすめます。高等学校を目標にしている受験生は知識の確立と類似問題の演習を重ねて、1度やったことのある問題を1題でも多くして、その問題は確実に得点できるようにしていくのが受験直前の受験勉強のコツです。そして応用問題の大問より、基礎問題、計算問題、漢字、語彙など確実に得点になる問題に対応できる基礎知識を確立することが重要になります。模擬テストや予想問題など実践練習をカリキュラムに入れた受験対策を行っていきます。得点の取りこぼしのないようにいままでの出題予想から頻出する分野の演習を徹底的に繰り返し、合格点を確保できる基礎学力の見直しを徹底していきます。バンブー教室の冬期講習においては、模擬テストや予想問題など、実践練習をカリキュラムに入れた受験対策を行いました。このような勉強を少しでも時間を無駄にせず、効率的に勉強を進めるには家庭での勉強では無理です。公立・私立の高等学校の受験生の皆さんも目標を決めた学校に合格するように、計画的な家庭での学習を取り入れた無駄のない受験勉強をすすめてください。
漢字の記憶の場合、視空間的短期記憶の弱い生徒は書き順を追って何度も漢字を書き写し、視覚から認識した漢字を構成するパーツの形や位置情報を記憶することが困難です。繰り返しの書写は生徒にとっては「書く」ことの負担も重なり記憶することまで至らないばかりではなく、学習意欲も減退してきます。その場合、言語的短期記憶で覚えた数詞やカタカナなどの音節文字の字体を想起させて「学ぶ漢字」をイメージさせることで記憶として残りやすくなります。また、部首などの形の表記をことばによってイメージさせて記憶を助ける覚え方も効果的です。視空間的短期記憶のつまずきを優位な言語的短期記憶で補助することがこのようなつまずきのあるお子様には必要になってきます。文章読解などは言語性ワーキングメモリの弱さから内容が読み取れない(読み進めると書かれてあることを忘れてしまい整理できず文章理解に結び付かない)お子様には、イラストや写真などと結び付けて文章を読み、内容を整理することで読解の力が上がることが確認できます。このことは優位な視空間的短期記憶で言語的短期記憶の弱さを補う学習支援であると思います。
算数、数学が苦手なお子様は先ほどお話しした数処理の音声情報の記憶から数の具体的な量を視空間の記憶としてイメージ的に置き換えることの困難さを「おはじき」などの具体物を利用し視覚から認知し数えることで数処理を補うことができます。文章題なども問題を解答するために必要な視空間性ワーキングメモリの弱さをイラストや図などでイメージ的に置き換えを補助することが可能です。足し算や掛け算の「ひっ算」で必要とされる繰り上りや、引き算で必要とされる繰り下がりの数を視空間的短期記憶の弱い生徒は記憶することができず、暗算を間違えやすいのです。「ひっ算」の表記に繰り上りの数を明記する欄を補助することで視空間的短期記憶の弱さを補い「ひっ算」を間違え難くする学習支援に結び付きます。
このことからもわかるとおり、一人ひとりの感覚的な偏りや情報を処理する認知力の凸凹を把握できれば、どのような覚え方なら記憶し処理しやすいのか、どのような課題を提示したら取り組みやすくなるのか、どのように問題や課題のプリントを工夫したら解答欄に答えが書きやすくなるのかなどを考えて課題や問題に取り組めるようになることは不可能なことではありません。
以上のことを学習支援の課題に取り入れながら、ひとり一人の学力的なつまずきに対応し、学習が定着する授業をバンブー教室では心がけています。
自然学園学園長 小林浩





