バンブー教室:バンブーだより2月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-2

2026年2月18日

2,令和8年度入学生における高等特別支援学校の倍率

埼玉県特別支援学校高等部職業科と高等部分校の令和8年度入試が終了し最終倍率が発表されています。埼玉県では、県内の特別支援教育を必要とする児童生徒の増加と県立特別支援学校の過密化に対応するため、近年多くの特別支援学校および分校が新設されました。今後も2029年にふじみ野市、2030年に八潮市で新設校が誕生する予定です。

職業科の3校は、ほぼ定員に近い応募状況になっています。分校では1.56倍が最高倍率で、次が1.3倍の学校と2校以外はほぼ定員で定員割れも目立ちます。開校した年数が古い学校は徐々に倍率を減らし、5年を経過した学校は定員を下回ってしまう傾向がみられます。

分校では狭山青陵が1.56倍と最も高く、上尾南分校が1.38倍で続いています。過去の人気と比較して突出して倍率を下げた学校としては、数年前に1.8倍を超えていた松伏分校が昨年は1.38倍になり、今回は0.94倍と定員を下回ってしまいました。そのような事例を考察すると、狭山青陵も今後一気に倍率を落とす可能性も考えられます。

分校は、新設校の増加によって応募者が分散されて倍率自体が高くなりにくい傾向があるものの、創立からの年数が経過するごとに倍率が低くなる傾向が顕著になっています。また、公立の特別支援学校は、公立高校との連携以外は独自性を打ち出すことが難しく、高校の内容の教科学習をほとんど行わないため、志願者の主体である軽度知的障害があるお子様で、試験に対応できるレベルにあるお子さまが求める教育的なニーズとの変化が生じている可能性があるようです。

また、最近は通信制高校や中堅の公立、私立高校への進学という選択肢が、特別支援教育を必要とされている生徒のなかで大きくなっていると考えられます。特別支援教育を必要としている境界知能や軽度知的障害の生徒にとって、個人差による進路の選択肢の幅が広がってきており、自分の夢や目標にあった学校を選べる時代になってきたのではないかと感じています。

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