中学部:中学部通信10月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-4
2025年10月31日
4、思いやり収穫祭のテーマ「継続」に対する思い
今年の学園祭である思いやり収穫祭のテーマは「継続」です。自然学園では、スモールステップで自分の目標に到達するため、一人ひとりに無理のない目標に向けた支援計画を考えています。また、社会へ参加するために必要なこととして、自己理解が不可欠です。自己理解は自分のつまずきや欠点を受け容れ、その解決を考えることです。
発達の凸凹から生じる問題行動や苦手さは、そんなに簡単には解決しません。今できることから少しずつできることを増やしていくのです。
スモールステップは、目標をめざして「できたこと」「できること」を少しずつ積み重ね、達成すべき最終目標にたどり着くため、途中の中継地点を段階ごとに細かくわけ、少しずつ習得できるようにする考え方のことを言います。そして、その中継地点の旗にたどり着くため、彼らに合った歩き方や山の登り方、近道を教えることで、たどり着いたことに対する自信が付き、先の見通しも付いてきます。
自分の夢を実現するためには、決してあきらめない強い気持ちと勇気をもって、スモールスモールステップで一つひとつできることを増やし、困難さを乗り越えていくしかありません。今できることを着実に実行していくこと、そしてできないことをあきらめないで自分の苦手さが補える他の方法を試して見る視点をもつこと、トライ&エラーを繰り返しながら決してあきらめないでできることを増やし続けること、そして決してできない言い訳をしないこと、そのことを短いことばで言い換えると「継続」になります。このような思いで「継続」を今年の思いやり収穫祭のテーマに致しました。





